テストの質が全て!システム導入をスムーズにするためのテストのポイント4つ
システムエンジニアの仕事はお客様にシステムの要望をお聞きして、
システムを提案し、導入することです。
導入期間は数ヶ月から数年までいろいろあり、
とても長期間に渡って時間をかけるプロジェクトもあります。
それらのシステム導入を稼働までスムーズに持っていけるかどうかは
全てそれまでのテストの質にかかっています。
テストが全くできていない状況でシステム稼働がうまくいくはずありません。
こちらではテストを実施する上でのポイントをまとめていきます。
テストを実施する前にこれらのポイントが抑えることができているか確認しましょう。
テストのポイント①:実業務をイメージできているか
冒頭でも申し上げましたが、システム導入の目的は実際の業務を
一部システムで実施するのが大きいところです。
つまり、最終的にはシステムを使って実業務をこなす必要があります。
そのため、テストをする時に必要なポイントとしては
「実業務をどれだけイメージしてテストができるか」
ということです。
実業務をイメージしてしっかりとテストを行うことで、
このシステムが運用する際に
問題なく動くのか・課題はないのかを確認することができます。
テストのポイント②:パターンを洗い出せているか
次のポイントはパターンの洗い出しです。
『①実業務をイメージできているか?』にもつながりますが、
パターンがしっかり網羅できているかも一つのポイントになります。
そのシステムを使用して、考えられるであろう全てのパターンを実施しましょう。
仮に全てのパターンがきっちりテストできていなかった場合、
実際に稼働をしようとした時に必ずばたつきます!
- 『このパターンの時、どうするんやったけ?』
- 『あれ?このいつもこの作業って、新しいシステムでは対応できてなくない?』
こんなことが起きてしまいます。
テストのポイント③:リスク回避を徹底できているか
次のポイントはリスク回避できているかです。
例えば、システム導入に向けてシステムの運用で頼りすぎた場合、
いざシステムが動かなくなった場合どうなるでしょうか?
システム復旧まで、全く何もできない状況に陥ってしまう可能性があります。
そのために考えるべきはシステム外で管理に関してです。
例えば、お客様からの注文情報をシステムに登録するとします。
その情報はもちろんシステム上からは確認できますが、システムが止まっても確認だけはできるように、PDFにしてファイルで保存しておくなどです。
結局システム依存が強まりすぎると、便利になる一方でリスクも含んでいます。
必ずシステムがうまく動かない時の回避策
これを検討した上でテストを行うようにしましょう!
テストのポイント④:マスタは問題ないか
最後のポイントはマスタ情報の精度です。
システムを管理する上でとても重要なのがマスタ情報です。
マスタとは、お客様情報や個人情報などいろいろな情報を
データベースに登録しているところです。
システムを使用する上で、マスタ情報がとても大きな役割を担っています。
仮に、こちらのマスタ情報の精度が不十分な状態で、テストをしたとします。
その場合、仮にテストがうまくいったとしても、正しい情報で検証ができているわけではないので、それでシステム稼働がうまくいくかの担保をとったことにはなりません。
テストの事前準備として、マスタ情報の整備をまずはしっかりしましょう!
その上で、テストの段取りを進めるようにしましょう!
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